2018年12月09日

【東日本大震災】レポートNo.288

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「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり  
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 今朝は快晴でキリっとした冷たい空気が流れ気持ちも引き締まります。今日は、大船渡市の綾里地区に伺いました。道中の海岸沿いは、また新たな防潮堤が建設され、いままで見えていた海が見えなくなっている箇所がたくさんありました。要塞に囲まれた住民さんはいまどんな気持ちなのでしょうか??

綾里湾_s.JPG

防潮堤2_s.JPG

本当に久しぶりに綾里のぞうさんチームに会うと、いきなり「死んでたかと思った!!」「誰か連れてくるかと思った??」などいつもの挨拶に加えて、直球ストレートのご挨拶から始まりました(汗)みなさんとても元気で、パワーアップしているような感じでした。

作り手さん:「ぶりをもらったから昨日からぶり大根煮てたのよ〜」と。「一日間違えて今朝慌てて煮たのよ〜」と。
朝起きたらお父さんが「今日、うさぎが来るんじゃないのか?」
作り手さん:「えー一日違うでしょ??」
お父さん:「新聞見てみろ!」
作り手さん「あーほんとだ!今日は土曜日だった。お父さんうさぎじゃないよ!ぞうさんだよ」と。
お父さん:「大根煮てたのか??」
作り手さん:「うん、昨日から煮てたよ。」と。「こうだから、今日のぶり大根はお父さんと二人で煮たのよ」と。

こんなやりとりの末、美味しいぶり大根を頂きました。ごちそうさまでした。二人の愛情たっぷりのぶり大根は最高に美味しかったです。

ぶり大根_s.JPG

そして、恒例のmakenaizoneのみなさんから頂いた世界各地から届いたお手紙をお届けました。

「あや〜こんな外国さ、ぞうさん行ってるの??」、「あ〜この人いつも写っているね」、「この人外国の人??」、「すごいね〜、あんたも外国さ、行ったの???」、「わぁ、この子目がクリっとしてかわいいね」ととてもうれしそうにお手紙を見てくれました。

お手紙1_s.JPG

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いまは、笑顔で冗談も言えますが、お嫁さんを津波で亡くした人、新築して4年で津波に自宅を流された人、泣く泣く家を解体し、子どもたちには戻る実家を守れなくて辛かったと話し、今でも自宅の夢をみるよと話してくれました。

言葉には言い表せないくらい辛い想いをみなさんされていますが、まけないぞうが被災者のみなさんの一助となり、7年が過ぎた今でもまけないぞうを作ってくれています。
 「来年の2月で90歳になるよ。」「まだ、ぞうさんつくっていいの?」と。不安もありつつ、嬉しそうに材料のタオルをみなさん持ち帰ってくれました。また数か月後かわいいぞうさんが生まれます。

ぞうさん_s.JPG
posted by 被災地NGO恊働センター at 10:59| ニュース・情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする