2011年03月27日

【東北地方太平洋沖地震】レポートNo.25

被災地NGO恊働センターです。

3月25日から、代表の村井が岩手県遠野市に入りました。
日本財団・震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)、
東海地震等に備えた災害ボランティアネットワーク委員会
(ネットワーク委員会)との合同プロジェクトである
「ROADプロジェクト」の一環です。

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遠野からのレポート
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■遠野に後方支援拠点
被災地NGO恊働センターは、遠野市において、岩手県沿岸部で被害の大きかった
大槌町、釜石市、陸前高田市などに対する支援の後方拠点づくりに協力します。

既に、遠野青年会議所や地元NPOが、被災地に何度も足を運び、
避難所の状況を把握しておられます。
遠野の方からは「神戸の経験」を期待されていましたが、
アドバイスをするまでもなく、地元の方がたいへん良い活動をされています。
本日朝9時から行われた関係者会議で、被災地の中の
「後方の最前線」とも言える遠野をベースとして、神戸の我々も一緒に
後方支援に取り組むことが確認されました。

また、25日に車で神戸を出発したスタッフ3人も昨夜村井と合流し、
いま、避難所となっている大槌町内の桜木町の
「臼沢鹿子踊り保存会館伝承館」に向かっています。

■たすかった命
上記大槌町内の桜木町にある「臼沢鹿子踊り保存会館伝承館」には、
現在196名の方が避難されています。

ここにはこんな方がいらっしゃいます。

臼澤さん(70歳代、男性)。
この災害で奇跡的に生き残りました。
火の手が迫り逃げようとしましたが、津波で水が家の中に入ってきました。
水はどんどんかさを増し、ほとんど息もできなくなりました。
臼澤さんは必死になって、素手で屋根をやぶりました。
やっとの思いでそこから首を出して呼吸をすることができ、
命をとりとめたというのです。

この臼澤さんは、詩を詠んでいらっしゃる文化人とのことです。
神戸市北区の詩人、Eさんから村井があずかった励ましの詩を
臼澤さんに託し、避難所にも掲示していただく予定です。

■「まけないぞう」づくり開始!
村井と合流した神戸の3人は、本日上記の避難所で「まけないぞう」づくりを行います。

「まけないぞう」は、神戸の「生きがい・しごとづくり」として、阪神・淡路大震災当時の
仮設住宅にお住まいの方のアイディアから生まれました。
タオルをぞうの形にかたどった、手縫いのハンディクラフトです。
 ☆まけないぞうHP(被災地NGO恊働センターHP内)
  → http://www.pure.ne.jp/~ngo/zou/index_j2.html

震災で希望を失っていた人たちのなかには、まけないぞうをつくって
全国の方に喜んでもらったことで「私も人の役に立てるんだ!」と、
生きがいを見いだされた方もいます。
「まけないぞうに元気をもらいました」という購入者の言葉は、
被災された作り手さんにとっても希望となるのです。

まけないぞうは、山古志(新潟「も〜まけねぇぞう」)や
栗原(宮城「ガンバルべぁ〜」)など各地にもひろがり、
また少し違った顔や名前でつくられています。
神戸から材料を持参していますが、作り手さんや地域によって
いろいろなまけないぞうが生まれます。
「まけないぞうは、作っている人の顔に似るのよね」という名言も。

今回、大槌町ではどんな顔のぞうさんができるのでしょうか。
posted by 被災地NGO恊働センター at 13:33| 被災地からのレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする