2011年03月29日

【東北地方太平洋沖地震】レポートNo.30‏

3月25日から、代表の村井とスタッフ3名が岩手県に入っています。日本財団・震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)、東海地震等に備えた災害ボランティアネットワーク委員会ネットワーク委員会(ネットワーク委員会)との合同プロジェクトである「ROADプロジェクト」の一環として遠野市において、岩手県沿岸部で被害の大きかった大槌町、釜石市、陸前高田市などに対する支援の後方拠点づくりに協力しています。3月27日、大槌町内の「臼沢鹿子踊り保存会館伝承館」にてまけないぞう作りが行われました。下記レポートをお届けします。

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岩手県大槌町からのレポ-ト
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はじめて避難所でまけないぞうづくりをしました。場所は大槌町の小槌エリアの臼澤鹿子踊保存会館伝承館で行いました。避難者の方は100人前後でしたが、まけないぞうを作られた方は、6名と2人の女の子でした。被災者の方は「被災後ずっと津波のことを考えていたので、ぞうを作ることで忘れることができた」とおっしゃってくれました。また別の方は、「糸と針なんてもったことないのに、こんなことができて、このぞうはうちの「宝」にします」と。

手先が器用で一番最初に作り上げた人は、「このぞうは、茨城県にいる孫にあげるわ」と涙ながらに話してくれました。きっと被災して孫のそばにいきたいけど、いけないから、自分の分身としてまけないぞうを茨城県の孫にプレゼントしたかったのだと感じました。

みなさん、まけないぞうを作りながら、この子は鼻が短いからまだ2才くらいかな、この子は立派なお鼻だから、大人のぞうさんかな〜、私のは耳が小さすぎたわ〜など笑顔をのぞかせながら作ってくれました。子どもたちも一緒懸命小さな手で針を動かし手でいました。

5才くらいの女の子は、今日はお母さんはお腹が痛くて休んでいるのと話してくれて、どうしたのと聞くと「うんちがでないの」と。避難所の偏った食事や女性特有のトイレを我慢する行為で便秘になってしまったのでしょう。子どもたちも大人と同じくらいに家族や周囲に気をつかい、あんな小さな体で、この大きな災害を抱えています。子どもや障害者、高齢者など声を出せない、声なき声に耳を傾け、呟きを広い集めて行きます。

他の被災者の方は、お風呂もなかなか行けないし、美容院にもいけないから、帽子が欲しいと訴える女性。プライバシーがなく、ストレスを感じている人など、高齢の方は、避難所では椅子がなく、膝が痛くなってきたり、緊急時の支援から、生活に関わるニーズに変化しつつあります。
posted by 被災地NGO恊働センター at 11:40| 遠野から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする