2011年04月01日

【東北地方太平洋沖地震】レポートNo.36

3月25日から、スタッフが岩手県に入っています。

30日、大槌町小鎚地区の、小鎚多目的集会所と蕨打直(わらびうちな)集会所で活動しました。増島智子さんのレポートです。

増島さんは、阪神・淡路大震災以後10年以上にわたって被災地NGO恊働センターのスタッフとして活動され、現在は、社会福祉法人シティライト(神戸市兵庫区)に勤務されています。
今回はシティライトさんより厚いご協力・ご支援をいただき、増島さんの神戸での経験を活かしていただくべく、現地に入っていただいております。
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遠野からのレポート
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<3月30日>
■小鎚多目的集会所
布団がなかった小槌エリアの「小槌多目的集会所」に布団を運び入れました。みなさんこれでやっとゆっくり眠ることができると涙ながらに喜んでくれました。被災者のかたが最後に「まごころさんありがとう」とおっしゃってくれました。「遠野まごころネット」が始動し始めました。

■蕨打直(わらびうちな)集会所
今日は引き続き小槌エリアの「蕨打直集会所」という避難所を訪ねました。ここも小さな避難所で15名くらいの方が避難されていました。

足湯と枇杷葉温圧をされるボランティアのかたが同行してくれました。
訪れると、すぐに体調を崩され、発熱・嘔吐を訴えている男性の方がいて、お医者さんと連絡を取りたいと訴えられました。かかりつけの医師が近くの避難所にいるということで、車で迎えに行くと、先生がすぐ往診に来てくれました。個人開業医の先生も病院が流されているにもかかわらず被災地を駆け回っていました。

避難所につくと、風邪のようでたいしたことはないということでした。ただ、このご夫婦は別の医療の手が届きやすい避難所にいたのですが、そこでは高齢者向けの柔らかい食事がでなくて、下痢をしていて、布団もろくになく、やむを得ず小さな避難所で少しでも柔らかい食事がとれる避難所に移動してきたそうです。先生曰く「この人はぜんそくで、心筋梗塞も持っていてこんなことがなければ、この人は入院している状態の人です。でもいまは仕方ない」ということでした。

このご夫婦も、息子さんを津波で流され、それから旦那さんの痴呆がすすみ昼夜逆転して、状態が悪化したそうです。。。奥さんも旦那さんのお世話でたくさんのストレスを抱えはき出すように話しをしていました。先生の顔を見ると落ち着いたせいか、起きあがり話しをしてくれました。だいじに至らなくてほっとしました。

■足湯
また足湯では、別の避難所からきた、被災者の方が、足湯をしながらつぶやいてくれました。私の避難所は施設で布団がまったく足りていないということ話してくれて、現場にいってみると、冷たい廊下の上に数枚の毛布のみで避難されている方、知的障害を持った方など120名くらいの方が避難されていました。たぶん、施設に避難しているから物資も届いているだろうと支援の手からこぼれ落ちたところだったのでしょう。
また明日布団を届ける予定です。

やはり、障がいや高齢者、女性、子どもといった方たちは、どうしても後回しになり
取り残されていきます。この声なき声を、足湯やまけないぞうづくりを通して、その
つぶやきを丁寧にひろいあつめ、少しでも被災者の方のニーズに応えていきたいと思います。

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posted by 被災地NGO恊働センター at 22:16| 遠野から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする