2011年04月09日

【東日本大震災】レポートNo.46

地震直後から先遣隊として被災地に入った吉椿雅道のレポートです。
被害にあった方々への補償は万全か。新たな心配を生み出してはなりません。
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吉椿のレポート
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米沢市営体育館の避難所で2週間毎日足湯を行っていると、避難所の空気の変化に気づく。
足湯の常連でもあるKさん(50代男性)は、この日、1枚の紙を持っていた。

原発から20km圏のラインにかかる南相馬市から来たKさんから「これ見てみろ。」と手渡された紙は、行政によって発行された医療費に関する書類だった。福島第一原発から20km圏内に住む人々を対象に医療費が免除されるという内容のものだった。「20kmのラインなんか何処にもないし、南相馬に住んでる人間だって自分の家が20kmのラインにかかっているかどうかなんて分かっていないんだよ。」、「じゃあ、20kmラインの外1mの人は大丈夫なのか!?」と話しながら怒りがこみ上げているのがひしひしと伝わって来た。

そして、その数日後、Kさんは自ら行政に電話をし、様々な問い合わせをしたそうだが、「自主避難だから。。。」の一言で片づけられたとまた怒っていた。足湯とお茶は、そんなKさんにとって愚痴をこぼせる場になっている。
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posted by 被災地NGO恊働センター at 22:34| 被災地からのレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする