2011年04月26日

【東日本大震災】レポートNo.68 -村井代表より-

東日本大震災の被災地支援にあたって

3月11日に発生した東日本大震災により亡くなられたお一人おひとりのご冥福をお祈りすると共に、ご遺族の方々にはお悔やみを申し上げます。そして、被災された皆様、福島原発の事故により避難されている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
 被災地NGO恊働センターは、阪神・淡路大震災におけるボランティアを機にできた市民団体です。震災で気づいた支えあい、学びあい、寄り添いという原点を大切に、1995年以来、様々な被災地の救援活動を行ってきました。この度の災害を受け、私どもはこの原点にそって、被災された方のいのちと暮らしに寄り添う支援を行ってまいります。

【被災地内での支援】
◆ネットワークを生かし、復興支援をスムーズに行うための基盤をつくります。
当センターは、地震当日の3月11日に先遣隊を派遣し、宮城・岩手・山形等において状況調査および支援活動にあたってきました。3月14日から現在まで、山形県米沢市において、避難所運営に協力しています。具体的には、避難所で不自由な思いをされている被災者の方に少しでも心身の疲れを取り除いていただこうと、「足湯」ボランティア(たらいにお湯をはり、足を浸けてもらうことで心身共にリラックスしてもらう)も実施しています。
 また、当センターは3月25日よりスタッフを岩手県遠野市にも派遣しています。被害の大きかった大槌町などの沿岸部に対する支援の後方拠点として、遠野市役所、遠野市社協、遠野青年会議所、地元NPOと連携して「遠野被災地支援ボランティアネットワーク(通称:遠野まごころネット)」を立ち上げました。ボランティアや物資の受け入れ、避難所での暮らしの支援等を行っています。また、ここは、「日本財団」、「震災がつなぐ全国ネットワーク」、「東海地震等に備えた災害ボランティアネットワーク委員会」の合同プロジェクトである「ROADプロジェクト」の遠野拠点(遠野まごころ寮)でもあり、積極的に関東からのボランティア受け入れ等を行っています。
 沿岸部の避難所においては、足湯、「まけないぞう」づくり、炊き出し、泥かき等を行っています。「まけないぞう」とは、生きがい・仕事づくりとして神戸の被災者がはじめたハンディクラフトで、皆で集まってつくることによって、避難所内でのコミュニケーションが豊かになっています。

【後方支援】
◆神戸の事務局においても、次のようなプロジェクトの運営にあたっています。
当センターは、「震災がつなぐ全国ネットワーク」(名古屋市)の参加団体として、今年1月の宮崎県・新燃岳噴火の被災地にボランティアを派遣してまいりました。今回の東北の地震を受け、「宮崎から東北へ、たすけあいの輪〜野菜サポーター〜」プロジェクトを実施しています。これは、噴火の被害を受けた宮崎の農家さんから野菜を購入し、それを被災地での炊き出しなど食材として使っていただくものです。被災地から被災地へと、「応援していますよ!」のメッセージを野菜に乗せて運んでいます。
また、アレルギー対応用の粉ミルクを広く市民の方から募り、それを必要とする避難所や施設等に届ける「粉ミルクを届けようプロジェクト」も実施しています。

今後は、被災者の「仕事づくり」が大切だと思っています。復興に向けて東北の経済活動を盛り上げるため、農水産物、伝統工芸品、手づくりのハンディクラフト等を含む東北産の商品を買って支えるための仕掛けを計画中です。

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2011年4月25日 
被災地NGO協働センター 代表 村井雅清
posted by 被災地NGO恊働センター at 09:56| 支援方針など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする