2011年05月02日

【東日本大震災】レポートNo.74

被災地NGO恊働センターです。
地震直後から先遣隊として被災地に入った吉椿雅道のレポートです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
吉椿のレポート〜米沢より〜
………………………………………………………………………………………
多くの野菜サポーターのご協力により、被災地の各地で炊き出しが行われている。
米沢の避難所でも、宮崎の新燃岳噴火の灰を被った大根が米沢のお母さん達によって美味しい大根煮になってふるまわれた事は、以前レポートに書いた。夕食の際に新燃岳の被災状況のお話をさせていただいた時、遠くから「ありがとう!」という女性の声が返って来た。

 その女性(70代)が足湯にやって来てくれた時に米沢足湯隊Aさんが聴いた話。
その女性は、暖かく避難者を迎え入れてくれる「米沢さん」に対して「何とお礼を言ったらいいか分からない」という。そんな中でその女性は、「米沢や宮崎の人には何もしてあげられないけど、手だけは使えるので。。」と言い、お礼の拍手をするように心がけているそうだ。そして、ご馳走様の時に家族で大きな声で「ありがとう」と言うようにしていると目に涙をいっぱいに溜めて語ってくれたそうだ。

「有難い」という本来の言葉の意味を噛みしめながらその女性の家族は今日も避難所で食事をされているのだろう。その拍手は、祈りの柏手(かしわで)なのかもしれない。

………………………………………………………………………………………
posted by 被災地NGO恊働センター at 09:59| 被災地からのレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする