2011年05月02日

【東日本大震災】レポートNo.75

連休を迎え、被災地には多くのボランティアの方が集まっています。
現地にいかれる方は、体調や怪我には十分注意してご活動下さい。

《本号のコンテンツ》
■岩手県大槌町で、被災者による「復興食堂」プレオープン!
■ボランティアの情報拠点〜仙台・泉PA ボランティアインフォメーションセンター〜
■武久のレポート〜米沢より〜

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■岩手県大槌町で、被災者による「復興食堂」プレオープン! 
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本日、岩手県大槌町寺野にある弓道場の向かいに、被災者が運営する第一号「復興食堂(仮名)」がプレオープンしました!

レポートNo.25でも紹介した、臼澤さんという方がこの食堂の運営・管理にあたられます。臼澤さんは、津波で被災しながらも命をとりとめられた方です。家の中に押し寄せた水でほとんど息もできなくなったとき、素手で屋根を破って呼吸し、生き延びられたのです。

この食堂は、被災された方のしごとづくりの場として、そして、被災された方自らが地元を元気に復興していくシンボルとして設立されました。地域の方が集い話をしたりほっとひと息つくスペースにもなるでしょう。ここでは宮崎県の新燃岳周辺から届いた野菜も使われる予定です。「被災地から被災地へ」の応援メッセージとともに美味しい料理がふるまわれます。

実は今日、大鎚では強風が吹いており、食堂用のプレハブに思いがけぬダメージが発生したと連絡が入りましたが、5月4日の正式オープンに向けて引き続き修繕と準備が進められています。詳しい経過については追ってお伝えしてまいります。食堂の名前や料理についてもお楽しみに!

なお、この復興食堂開設にあたっては、被災地NGO恊働センターのボランティアとして4月上旬から遠野に入っている松浦さんが、資材運び等を含め尽力して下さいました。

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■ボランティアの情報拠点〜仙台・泉PA ボランティアインフォメーションセンター〜 
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ひょうごボランタリープラザなどが設置している、
ボランティアのための情報拠点です。
車で被災地に行かれる方は是非立ち寄ってみてください。
(下記呼びかけ文は転送です)
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被災地,特に宮城県内に来られるボランティアの方々へ

ボランティア活動に必要な情報は下記で取得した上で現地に向かってください.
交通情報などは現地ボランティアセンターに問い合わせず,下記でご相談ください.
電話応対が集中する現地に負担をかけないよう皆様のご協力をお願いいたします.

◆自家用車,バス,トラックなど,東北自動車道で来られる方へ
 『東北自動車道 ボランティアインフォメーションセンター』
 場所:東北自動車道 泉パーキングエリア(スマートETC−IC併設)
 受付時間: 7:00〜18:00
 開設期間: 今のところ5月中旬まで【毎日】
 981−3124 宮城県仙台市泉区野村字明神前7
 電話 022−377−3122 FAX 022−377−3142
 E-mail hyogo_v_plaza@yahoo.co.jp
 http://ameblo.jp/v-info/
 ※電話でのお問い合わせも大丈夫です
 ※岩手県の情報も提供できます.

◆JR,長距離バスで,仙台経由で現地に行かれる方へ
 『仙台駅ボランティア情報ステーション』
 JR仙台駅2階・中央改札口「ステンドグラス」真横
 受付時間: 9:00〜17:00
 開設期間: 今のところ5月中旬まで【毎日】
 http://flat.kahoku.co.jp/u/volunteer12/
 ※こちらは電話等でのお問い合わせには今のところ応じておりません

情報提供:
グランディ・21ボランティア(宮城県設置のボランティア団体)
 責任者 村松淳司(東北大学教授)
 E-mail mura@tagen.tohoku.ac.jp

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■武久のレポート〜米沢より〜 
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『だけど、と、だから。』


米沢での足湯は子どもにも大人気。
相馬市から避難してきている、HちゃんとTくん姉弟も、そんな中の子たちである。

Hちゃんは、足湯を避難所で始めたその日に足湯に来てくれた。
とても元気に、足湯をやっている私の肩に乗ってこようとするTくんと対照的に、
Hちゃんはとても疲れた様子だった。

大きいお兄さんたちに囲まれて嬉しいのか、
何のお構いもなしにはしゃぐTくんを見ながら、
サイアク、とつぶやきつつ、こちらの質問にうなずきで答えるHちゃん。
足湯も終わるころに、ここに避難してくるときに膀胱炎になったの、と話してくれた。

車で避難するときに、トイレに行くのを言い出さず我慢したんだろう、
子どもだって、元気に見えるかもしれないが、人一倍、周りに気を遣っているんだ。

Hちゃんもすっかり元気になり、足湯のところでよくお話をするようになった。
Tくんも、足湯をやっているときは遠慮してくれるが、
それ以外のときはお構いなしに余っている体力をぶつけてくる。

足湯の場所でずっと暴れている訳にも行かないので、Tくんを連れ出して、
学生ボランティアらが運営している子どもの居場所に連れて行くことにする。
ところがそこでよく遊んでいて、そこの学生たちとも顔見知りのはずのTくんは、
足湯に戻ろうとする自分に、何度も、何度もカンチョーをしてくる。
どんどん、その顔が切なそうな顔になっていく。

あぁ、そうか、今は私にかまってほしいのか。
だから、一生懸命、振り向いて欲しくて、カンチョーしてくるのか。
自分で、言葉で、構って欲しいこと、言えたらいいけれど、
Tくんはそれができないんだ。
子どもたちは、思っていても、言葉を知らないから表現できない。


posted by 被災地NGO恊働センター at 14:34| 遠野から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする