2011年07月28日

【東日本大震災】レポートNo.114

東日本大震災の支援を行う日本財団の「ROADプロジェクト」事務局(東京)で活動している当団体スタッフ・頼政良太の報告です。
仮設住宅に移られた方にどのように寄り添っていくのか、課題とボランティアの動きをお伝えします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ROADプロジェクト・頼政のレポート
………………………………………………………………………………………
震災がつなぐ全国ネットワークでは、参加している各団体が集まり「東日本大震災仮設支援連絡会」を立ち上げました。それぞれが仮設支援に取り組んでいる地域での課題や事例などを共有しています。

また、ROADプロジェクトの一環である足湯ボランティアが拾った「つぶやき」も共有しています。この「つぶやき」を分析し問題をあぶり出し、その問題に対してどうやって解決までの道筋をつけるのか、ということを今後はもっとどんどんと議論していくつもりです。

各地では、仮設住宅への入居が進んでいる状況です。しかし、仮設住宅は市街地からかなり遠いところに建設されているところが多く、「買い物に行けない」「病院までバスを乗り継がなければいけない」といった声が出ています。岩手県大槌町では、津波によって市街地が壊滅状態になってしまったため、お医者さんが各地に散らばっておられるそうです。仮設住宅も元々のバスの路線から離れた地域に建てられているため中々かかりつけのお医者さんのところまで行けないという声が出ています。

また、仮設住宅に入ると生活費がかかる、ということで中々入居されない方もいらっしゃいます。仮設に入ると隣の人が誰かもわからなくなる、という声も出ていて仮設への入居への不安も高まっています。

一方で、ボランティアの動きとしては見守り活動を展開していこうという動きが各地で出ています。社協を中心に移動カフェを行ったり、青空サロンを行いながら活動を広げていくような動きです。その中で、陸前高田市のある仮設団地では仮設住宅の支援に入っている団体同士で協議会を作って今後の方針を考えています。そこに地元の方も入って一緒に考えているところが良いのかなぁと思っています。こんな風にボランティアが傍にいて、なにかあればすぐ飛んでいくよ!という形がそれぞれの仮設の中で出来て行けば非常に心強いですね。

とにかく被災地は仮設住宅という段階に入ってきています。ROADプロジェクトでは引き続き足湯ボランティアを継続し、仮設住宅に寄り添っていけるように、と考えています。問題・課題はたくさんありますが、その中でしっかりと「一人ひとり」という原点を忘れないようにしなければいけません。
(頼政良太)

−−−−−−−−−−−−−−−−−
○ROADプロジェクトとは?
日本財団では「民による民のための災害緊急支援基金」を立ち上げ、そこに集められた募金をもとに、ROADプロジェクトを実施しています。ROADプロジェクトの一つに被災地への災害ボランティアの派遣があり、東京発の足湯ボランティアを現地へ送り込んでいます。その事業は日本財団と震災がつなぐ全国ネットワーク、東海地震等に備えた災害ボランティアネットワーク委員会が協力して行っています。その他にもさまざまな活動をしています。
詳しくはHP・ブログを参照してください。
HP:http://road.nippon-foundation.or.jp/
ブログ:http://road-nf.typepad.jp/michi/

「今出来ること」という一人ひとりの小さな道が一緒になって大きな道へ 
どんな困難も乗り越える力
  〜 Resilience will Overcome Any Disaster 〜
−−−−−−−−−−−−−−−−‐

∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇
ROADプロジェクト東京事務局
(日本財団/震災がつなぐ全国ネットワーク
 /東海地震等に備えた災害ボランティアネットワーク委員会)
             頼政 良太(被災地NGO恊働センター)
TEL:0120-65-6519(コールセンター) FAX:03-6229-5177 
∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇
posted by 被災地NGO恊働センター at 09:54| ネットワーキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする