2011年08月19日

【東日本大震災】レポートNo.122

8月3日より山形県米沢市に入っていたスタッフ吉椿のレポートです。

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故郷を想いて  〜県外避難者の今〜 Vol. 6
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ボランティア山形では、福島県から避難して来ている人達もボランティアとして動いている。南相馬から避難して来ているKさん(30代男性)は、先の新潟、福島の水害の被災地、金山町へと米沢の人と共に泥出しボランティアにも参加している。「いつもしてもらってばかりだから、たまにはする側にもなってみないと。」と語るKさん。

また、同じ南相馬市から避難中のKさん(50代男性)もボランティア山形の活動に汗を流す。先日も仙台へと物資を引き取りにトラックを走らせてくれた。

Kさんは、現在も米沢市内の2次避難所であるホテルに家族と暮らしている。2次避難所の先はまだ見えていない。南相馬市の帰還計画について「このタイミングで戻って来いなんて理解できない。」と言う。「むしろ戻ってくるなと言うべきじゃないか。」と少し声が大きくなる。震災以前は、南相馬で営んでいた会社の再開の目途も立たず、「南相馬に戻っても仕事がないし。。。」、「皆、会社に引き戻され
てるようだ。」とつぶやく。

南相馬市は現在(8月8日時点)、市内居住者は、約38000人。市外に避難している人は、約27000人という。この夏の休みを利用して、山形県に自主避難してくる人がさらに増加している。この2週間で2312人増加したという(11日時点で山形県内の避難者数10890人)。一方で、「仮設住宅が当たったから戻ります。」という方や「夏休みで地元に残るおじいちゃん、おばあちゃんに会いに行ってきます。」という人々の姿もある。

福島と山形の間を人々が往来する現象が今、起きている。

(吉椿雅道)

posted by 被災地NGO恊働センター at 13:55| ★県外避難者支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする