2011年10月15日

【東日本大震災】レポートNo.141

5月末より岩手県の「遠野まごころネット」で活動しているスタッフ増島智子のレポート、「『まけないぞう』がつなぐ遠野ものがたり」をお送りします。

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「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり〜10月11日の7ヶ月目を迎えて〜
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3月11日から7ヶ月目を迎えました。こちら遠野は早くも冬の装いです。朝晩の寒暖の差が激しく、夜はともすれば、5度以下、日中は20度近くなります。沿岸の被災地でも断熱や畳、アスファルト工事など冬に向けて急ピッチで作業が行われています。
被災地は7ヶ月目の朝を迎えました。半年以上経ってもまだ津波が来た当時のままの姿を残しているところが各地に見受けられます。

倒れかけたホテル.JPG

根本から折れている松の木.JPG

またここには明治・昭和の津波の碑が残されていました。

津波の碑.JPG

釜石の箱崎地区に「まけないぞう」の講習会に出かけました。この地区は釜石市の箱崎半島にあり、津波の時も道路寸断され、支援が滞った地域です。被災地ではいまだボランティアの手により、毎日ガレキの撤去が行われています。
いつも活動に行っているボランティアの方から、住民の人にぜひきてほしいと頼まれ、「私たちのところには来てくれないの?」と熱いリクエストに応じてこの度お邪魔させていただきました。
お伺いすると、みなさん楽しみにしてくれていたのか、早速集まって来てくれてぞうさんづくりが始まりました。

みんなでぞうさんづくり.JPG

今日の最年少は12歳の女の子です。最初は恥ずかしげに入り口のところで遠慮していましたが、おばあちゃんも一緒にぞうさんづくりの輪に入ってくれました。普段から裁縫が好きということで、針を運ぶ手も軽やかで、大人に負けてません。おばあちゃんも隣でせっせと針を運んでいます。そして、お二人ともかわいいぞうさんができました。

おばあちゃんとはいポーズ.JPG

津波で集落が壊滅状態で、当時は冷蔵庫などに残っていたものをみんなで炊き出しをしたり、何もかもが流され、残っていたお風呂の釜を運んでお風呂を作ったり、みんなで助け合い急場をしのいだという話を聞かせてくれました。いまもみんなで協力して後片付けをしているそうです。お昼には私たちにおいしい海の幸をごちそうしてくれたり、帰りには「そっこ」(ハマチの子ども)を持たせてくれました。漁師町らしいおもてなしを受けました。
最後にはそのおかあさんは「忘れないでよ!!」とひとこと。これまでガレキ部隊以外にはなかなか支援の手がなかったようで、その言葉がとても心に響きました。忘れずに次回にも行きます!!

できました.JPG

私もできました.JPG
posted by 被災地NGO恊働センター at 17:53| ★「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする