2012年01月16日

【東日本大震災】レポートNo.155

県外避難されている方々の状況について、スタッフ吉椿のレポートをお送りします。

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故郷を想いて  〜県外避難者の今〜 Vol.25
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「原発事故がなかったら福島に骨を埋めるつもりだった。」と語るNさん(40代女性)。
Nさんは、原発事故後、二人の子どもと仕事のあるご主人を引っ張るようにして17年間住み慣れた福島市を後にした。タクシーや電車を乗り継ぎ、新潟、東京を経て、実家のある名古屋に避難して来た。2ヶ月後、ご主人は仕事の為に福島に戻った。今は、米沢市に住まいを借り、福島市まで電車で通う毎日だ。Nさんは、「この人、2カ月も逃げてたって、かなり非難されたみたい。」とご主人を思いやる。

 避難者受け入れを積極的に行う愛知県に暮らすNさんは、「福島の友達にメールするんだけど、県外で支援を受けられる事を知らないのよね。」、「せっかく公的な支援があっても肝心な福島県民に知らされていないなんてね。」と言う。

 時折、インターネットで県外での支援情報を流しているというNさんだが、「何となくものの言えない雰囲気の中で。。」、「地元の人の中には、情報もなく、外に出たら差別されるんじゃないかと思っている人もいる。」と福島に残る人々の事を案じている。
 「残るにしても出るにしても、重苦しい空気の中で時間を過ごすのでなく、正直に気持ちを伝え合う事が一番いいのかな。」というNさんは、今後、子ども達の為に小さい事でも自分に出来る事をやろうと考えている。
posted by 被災地NGO恊働センター at 11:24| ★県外避難者支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする