2012年07月23日

【東日本大震災】レポートNo.180

6月26日から7月9日まで岩手県に入った増島のレポートをお届けします。
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「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり 7月2日(月)
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今日は、大船渡の山口仮設に行きました。ここは集会所がなく、空き部屋を使った談話室という場にみなさんが集まります。今日はあいにくの雨模様でしたが、畑に行けないからということでぞうさん作りにも参加する方もいて、恵みの雨でした。

何度も作っている人もいて、「この間30個以上は作ってお友達などにプレゼントしたよ〜」と、うれしそうに話してくれました。初めての参加者の方に、上手にぞうさんづくりを教えてくれました。

お茶っこしながら、わきあいあいとぞうさんづくりが進みます。お茶うけには、自家製のきゅうりやかぶのお漬け物や、岩手名物の岩谷堂の羊羹などテーブルがとても賑やかです。

先生です_s.JPG

お茶っこしながら_s.JPG

そうこうするうちにぞうさんができあがってきました。ベテランさんには、「まけないぞう」の作りさんになってもらいました。また、新しい作り手さんが生まれました。

できました_s.JPG

新しい作り手さん_s.JPG

午後からは、すぐ近くの後ノ入仮設へ行きました。今日はぞうさんの日でみなさん集まって、わいわいがやがやぞうさん作りをしています。

わいわいがやがや_s.JPG

ぞうさんを作っているとみなさんのつぶやきが聞こえてきます。
「やっぱぞうさん、ぜんぜんないと寂しい」
「こうして、寄ってみんなと馬鹿話するのが楽しい」

みんなと_s.JPG

「久しぶりに笑ったわ」

たのしそう_s.JPG

本当に楽しそうで、今の季節はみなさん畑のある人は畑のお世話をしながら、その合間にぞうさんづくりをしてくれています。中には引っ越しの予定も出てきた人もいるのですが、「ぞうさんするときは寄ってやってね」と声を掛け合っています。仮設から出てもまた集会所に来て、みなさん楽しく時間を過ごしています。

なかには、津波にまけないという想いを込めて歌詞を作られた方もいました。当初の歌詞の中には「まけないぞう、ありがとう」という言葉が入っていたそうですが作詞家の先生によって残念なことにけずられてしまったようです。幻の歌詞があったと言うことだけでもみなさん覚えておいてください。歌詞入れたくなるほど、「まけないぞう」への想いが作り手さんにはあったということです。ありがたいです。今日はここでも新しい作り手さんが二人も生まれました。日々感謝です。

手作りの歌詞_s.JPG

ここの仮設は去年佐用町からグリーンポットという芝生を植えてもらった所です。いまでは、野菜を植えたり東屋をたて、この季節は夕方になると住民の方がでてきて、夕涼みをしています。他のスペースにも東屋を建てて、みなさんお茶っこしながら夕涼みをしています。仮設の隙間に畑をつくったり、お花を植えたりしています。先日の豪雨では、その畑や花壇が流され、土嚢を積んで水の進入を防いでいました。

グリーンポット_s.JPG

お茶っこ_s.JPG

被災者の方も不自由な仮設暮らしですが、みなさん工夫をして暮らしやすいようにしています。お一人お一人の暮らしに少しでも潤いが出てきますよう、陰ながら見守っていけたらと思っています。これからもたくさんの方々が被災地へ想いを寄せ、足を運んで頂ける人がいらっしゃいましたらうれしいです。
(増島智子)

☆まけないぞう一言メッセージ
震災時は、とても大変でしたが、全国の方々から支援されて、今は復興に向けて頑張っています。この「ぞうさん」は一つ一ついろいろな想いがこもっています。感謝の気持ちをこめて作りました。とてもかわいいので大事に使ってください。みなさんからの支援頂いた事は忘れません。復興に向けて頑張ります。
「まけないぞう!!」
(2012/5/05 70代女性 大槌町 堤ヶ丘仮設)

posted by 被災地NGO恊働センター at 12:54| ★「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする