2013年07月15日

【東日本大震災】レポートNo.222

6月から7月にかけて、再び岩手県に入った増島のレポートをお届けします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり 7月7日
…………………………………………………………………………………
 遠野市にある仮設でもぞうさんづくりをしている方たちがいます。ここは約30世帯くらいの方が入居しています。木造の仮設でウッドデッキでつながっている場所もあり、高齢の人たちも安心して行き来ができます。阪神・淡路大震災の教訓から考えられたつくりです。沿岸の気仙地域から山田町くらいまでの各地域から避難してきた被災者の方が生活しています。ある大槌町からの避難者の方は、「地元に戻っても余震があって、怖いからここにおらせてほしい。沿岸の自治体などからは、遠野には復興住宅を建てないでと言われているようですが、ここにいたいのです。借地で家も何も流され、戻る家なんてないし、怖くて戻れないの。だからここにいたいのです。こんな素晴らしい住宅を建ててくれたのだから、少し手を加えてもらえたら、ここに住み続けたい。」と訴えかけるように話してくれました。

サポートセンター_s.jpg

天気のいい日は、山道を走る車から素敵な風景を眺めることができます。住田町には手作りの橋が川面をよこぎり、懐かしい風景が広がります。雨量が多くなると橋は流れてしまうのですが、数日経つと再建されているのです。

住田町_s.jpg

松日橋_s.jpg

田畑は緑がまぶしく、「あ〜またこの季節が来たんだな」と嬉しくなります。厳しい冬の寒さを超えてこそ、喜びはひとしおです。

高田_s.jpg

山間を抜けると沿岸地域にたどりつき、大船渡へ車を走らせます。大船渡の盛町にアジアン雑貨とカレーを扱うお店があります。以前ボランティアの方に紹介されて行ったのがきっかけでした。初めて店長さんと会ってまけないぞうの話しをしたときに、なんと阪神・淡路の時にまけないぞうを買ってご支援をしてくれていたそうです。なんともうれしい出会いでした。その後もボランティアさんのつながりでまけないぞうをお店で販売してくれることになり、お客さんに目立つようなレジの前にコーナーを作ってくれました。18年経った今またつながることができました。お店も津波ではつかってしまい、再建されたそうです。なんだかまけないぞうに引き寄せられるように、再会できたんですね。

コーナー_s.jpg

店内_s.jpg

 こちらのお店は「EAST AJIA」というお店で雑貨の他にもカレーが有名です。タイカレーやアジアンカレーがとってもおいしいです。私はこの日グリーンカレーを頂きました。

グリーンカレー_s.jpg

お越しの際は、足を伸ばして見てください。

<まけないぞうの一言メッセージ>
 地域の中で、作り方の研修に参加させて頂きました。作り方を習えてとても良いことでした。みんなで作りながら茶話会もできました。作った「がんばるぞう」は地域の子どもたちにも提供できよろこんでいただけました。ひとり一人の笑顔でこのぞうさんを使ってもらえることを考え、うれしく思います。
(2013/04/08 69歳 女性 宮城県石巻市)
*メッセージの「がんばるぞう」は「まけないぞう」のことです。ときどき作り手さんも間違えてしまいます(笑)
posted by 被災地NGO恊働センター at 10:50| ★「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする