2014年04月15日

【東日本大震災】レポートNo.238

2月末から、再び岩手県に入った増島のレポートをお届けします。

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「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり 3月 つるしびな 
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 今回遠野に訪れたときは3月で、まだ雪深く、真っ白な原野にローカル電車がコトコト走っていました。着いた日は留守宅の雪かきからはじめました。溶けて凍った雪は重く、固く身体に応えました。雪かきを終えて向かった先は、つるしびなの展示会場です。遠野の町はつるしびなのシーズンで、いつものように、遠野のぞうさん応援チーム「ふきのとうの会」のメンバーがつるしびなを展示していました。今年のテーマは「一粒のひかり」。リーダーの加代子さん、夫の卓郎さん夫妻がタイトルをつけ、作り手も、見に来る人も、何か希望を持って前に進んで行けたらと、想いを込めてつけたそうです。

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 会場には沿岸の被災地から駆けつけた被災者の方が、嬉しそうに作品を眺めていました。
震災の翌年から、ふきのとうの会のメンバーの人たちは、ぞうさんのお手伝いの傍ら、「沿岸の被災者の人にはこれからは生きがいとか、心のケアーが大事だよね」と言って、つるびなを教えて回っています。被災者の人たちが一年かけて作ったつるしびなを3月に遠野で展示します。それを見に来てもらって、遠野と沿岸の人たちとの交流を深めています。

高田_s.jpg

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 はじめて遠野につるしびなを見に来た人もいました。「私はぞうさんに寄せてもらってよかった。遠野に来たのは生まれて初めてだよ。しあわせものだね〜」と。遠野在住で沿岸出身の職員の人も、地元の人が来てくれるということで歓迎してくれました。なかなか距離的にも遠いので、お年寄りや車を持っていない人は、遠野まで来ることはほとんどできません。ちょっと遠いからと二の足を踏んでいた方も帰りには笑顔で「今日は来てよかった」と言ってくれました。年に一度ですが、こうしてまけないぞうがつないでくれた縁は確実に実を結び、みなさんの手で育まれています。
 
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南天苦猿_s.jpg

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posted by 被災地NGO恊働センター at 17:13| ★「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする