2014年03月26日

【東日本大震災】レポートNo.237

2月末から、再び岩手県に入った増島のレポートをお届けします。

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「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり 2月23日きゃっせ 
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 先月2月23日毎年お世話になっているコープみらい主催の「コープみらいフェスタ きゃっせ物産展2014」に参加させて頂きました。あまり話題になることも少ないのですが、千葉県旭市でも津波の被害がありました。コープみらい(旧コープちば)では、災害直後から支援活動に奔走し、仮設住宅に移ってからもお茶会などさまざまな活動を行っています。その活動先に飯岡仮設住宅があり、そこにぞうさんの作り手さんがいらっしゃいます。 今回のイベント会場には、千葉県旭市で作られたまけないぞうが販売されました。

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 その会場では、組合員のみなさんが活動してきた「スマイルカフェ」の活動展示とポプリ作りの体験コーナーが設けられていました。まけないぞうもその場に販売スペースを作って頂き、組合員さんの手作りの絵も飾ってくれました。

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 そこに作り手さんが来てくれました。自力再建した人、春に復興住宅が完成するのでそちらに移る人など新しい一歩への春が近づいています。一人の作り手さんは、津波で旦那さんが流されたことを話してくれました。旦那さんは船舶の模型を作る人だったそうです。静岡県に旦那さんが作った模型が残っていて、見に行ってきたことをうれしそうに話してくれました。「ぞうさんのお陰で、淋しい時間も忘れることができた。一人だから小さな家を建て、静かに暮らしていく」と・・・。

 そこへ、まけないぞうの強力な応援団のmakenaizoneのメンバーでもあるSさん親子が遊びに来てくれました。娘さんは大のぞうさんファンで今日もまけないぞうと一緒に来てくれました。娘さんは「学校で三桁の掛け算を習ったので千円でぞうさんがいくつ買えるかわかるようになったこと、旭市はお兄ちゃんのマラソン大会の応援で何回か行ったことがあって 地震の被害が大きかったと聞いて悲しかったこと、自分も地震の日は次の日までお母さんに会えなくて怖かったこと、自分は手芸が好きなので一度作り手さんがぞうさんを作るのを見せてもらいたいこと…増島さんと作り手さんにお会いできたら話したいことがいっぱいあったのに、緊張しちゃってなにも話せなかった〜」と後から聞かせてもらいました。ぜひ、次の機会に実現したいと思います。
 今日もまけないぞうがたくさんの笑顔を届けてくれました。コープみらいのみなさんありがとうございました。

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posted by 被災地NGO恊働センター at 15:43| ニュース・情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月12日

【東日本大震災】レポートNo.236

2月末から、再び岩手県に入った増島のレポートをお届けします。

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「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり 2014年3月11日 
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 2011年3月11日から3年を迎えた被災地では、午後2時46分、町中にサイレンの音が鳴り響き、各地で祈りが捧げられた。それぞれが犠牲になられた人たちに祈り、想いを寄せた。亡くなられた方々には心からお悔やみ申し上げます。
 「10日現在、警察庁によると、地震や津波による直接死は1万5884人、行方不明は2,633人、震災関連死は毎日新聞のまとめで10都府県3,048人に達し、福島県では直接死を上回った。」(2014年3月11日毎日新聞より)

 10日には釜石の復興住宅で、有志の方の発意で竹の灯籠に灯りが灯された。その日はお逮夜(一般的には四十九日や一周忌など、定められた供養日の前日や、命日の前夜を指します。)で、帰宅された住民の方が一人、また一人足を止め、あの3.11を振り返る。オカリナの静かな音色に包まれ、それぞれが想いを馳せる。「私は息子が流された」とぽつり、またある人は「孫の体調が悪化し、家族がバラバラになった」、別のある人は「数ヶ月の赤ちゃんを抱え、裸足のまま無我夢中で山伝いに逃げた」みなそれぞれの3.11がそこにある。涙があふれてくる。来年再来年と続く3.11、そこに終わりはない。

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 11日当日、沿岸に車を走らせ、被災地の様子を見て回る。道路には多くのトラックが土煙を上げて行き交っている。山を削り、海を埋め立て、三陸の豊かな自然が破壊され、山や海から叫び声が聞こえてきそうだ。これが真の復興なのだろうか??まるで被災者の声がかき消されているようだ。

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 3.11は遠野希望の郷「絆」で追悼行事が行われた。住田町の方から竹を頂き、竹灯籠に灯りを灯した。そして、午後2時46分祈りを捧げる。仮設から引っ越した方も、在宅の方も、みなし仮設の方も、この日は懐かしい顔とともにお互いに「元気か?」「あ〜元気だ」と声を掛け合い、その存在を確かめ合う。

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 冒頭、震災関連死の記事を紹介したが、この遠野でも震災関連死に関して提訴している人がいる(ちなみに岩手県では被害の大きい福島・宮城・岩手の中で認定された人が一番少ない)。私もよくお世話になっている人だ。
「鳥取さんによると、健二さんは震災前まで、小型船でウニやアワビを取り、心身に変調はなかったという。しかし、震災直後からぼうぜんと座り込むなど様子が一変した。遠野市にある長男宅に移ると、山を見て『津波が来た』と言ったり、近所を徘徊したりした。11年6月に『アルツハイマー型認知症』と診断された」(2014年3月12日毎日新聞)

 被災地を回っていると、津波後、心身ともに体調の変調を訴える人が多いことに気づく。そして、自ら命を絶つ人も・・・それはしかも大人に限ったことではないのだ。あの大津波で生かされた命がこれ以上犠牲にならないように、これからも、みなさんとともに被災地に寄り添い続けていきたい。いつか心から笑える日がくるまで・・・。

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posted by 被災地NGO恊働センター at 14:32| ニュース・情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月07日

映画「3.11ここに生きるーIN THE MOMENT」上映のご案内

「まけないぞう」が出演させて頂いている映画「3.11ここに生きるーIN THEMOMENT」我謝京子監督作品が神戸で上映されます。女性監督ならでは、福島、宮城、岩手、そして神戸の被災した女性にフォーカスをあて、生きることの意味を考えさせられたり、私たちに元気や勇気を与えてくれます。ぜひ、お近くの方はお越し下さい。

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神戸女学院大学 女性学インスティチュート主催 公開上映会
ドキュメンタリー映画「3.11ここに生きる−IN THE MOMENT」
 もう過去には戻れない。 だから、前を向いて 今を、生きていく。

監督:我謝京子
 2011年10月、東日本大震災で女性たちのドキュメンタリー映画「3.11ここに生きる」を完成。第24回東京国際女性映画祭でのワールドプレミア受賞。その後も取材を続け、2012年3月に第2弾を完成。既に日本各地、台湾、韓国、インド、カナダ、イタリア、フランス、アメリカ各地で上映会開催。「被災地に生きる女性たちの心に迫ったドキュメンタリー作品」として高い評価を得ている。

上映日時:2013年10月16日(水)
       16:40〜18:10 上映
       18:10〜19:00 我謝監督と本学学生による質疑応答
会 場  :神戸女学院大学 LAT-21
入場料  :無料・申込不要
お問合せ先:神戸女学院大学 女性学インスティチュート
        TEL:(0798)51-8545
        FAX:(0798)51-8527
        〒662-8505 西宮市岡田山4-1
        e-mail:wsi-o@mail.kobe-c.ac.jp
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2013年09月27日

「まけないぞう」号外!!!

まけないぞう関連のニュースをお届けします。

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「まけないぞう」号外!!!
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 先日、神戸にある王子動物園のインドゾウ「ズゼ」ちゃんが妊娠し、出産のために10月から千葉県市原市の動物園「市原ぞうの国」に移すことが発表されました。
詳細は、http://www.kobe-np.jp/news/shakai/201309/0006365103.shtml
 実はこの「ズゼ」ちゃんは「まけないぞう」と深〜い縁があるのです。「まけないぞう」が生まれたときに、ぞうさんをつなげて首飾りにして、「ズゼ」ちゃんの首にかけて宣伝してもらったのです。
 当センターの事務所にもその時の写真をポスターにして、飾ってあります。これは、「ズゼ」ちゃんが育ってきた18年間に渡って、私たちのことを見守ってくれています。
 
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またこの時には、当時いた国内最長寿の諏訪子と代表の村井が記念撮影を行いました。諏訪子は残念ながら、2008年4月に亡くなりました。この諏訪子も人々にたくさんの笑顔をもたらしました。

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 当時の「ズゼ」ちゃんは、4歳でラトビア共和国から阪神・淡路の被災者を励ますために、被災地へ届けられたのです。その翌年97年に「まけないぞう」が生まれ、王子動物公園で「まけないぞう」や「一本のタオル運動」で寄せられた全国からのメッセージの展示会を開催しました。あれから「ズゼ」ちゃんは23歳、「まけないぞう」は16歳で、二人とも大きくなりました。これからもみなさんに笑顔を届けてほしいです。
 そんなご縁のある、「ズゼ」ちゃんの朗報に懐かしく想いながら、心が弾みます。かわいい赤ちゃんに出会えることを楽しみにしています。ぜひお近くにお住まいの方は「ズゼ」ちゃんに会いに行って見てください。

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posted by 被災地NGO恊働センター at 16:45| ニュース・情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月16日

【東日本大震災】レポートNo.223

6月から7月にかけて、再び岩手県に入った増島のレポートをお届けします。

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「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり 7月8日
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 高田の仮設では、毎月一回遠野のふきのとうの会のみなさんとつるしびな講習にいきました。この日はたくさんのトラックが町を行き来し、まるで阪神・淡路大震災のときにガレキを積んだトラックが数珠つなぎのように走っていたのを思い起こすような映像でした。
 津波がきた地域は公園にしたり、住宅を建てるために、かさ上げをしていました。トラックが並んで土を大量に積んでいます。その高さはビルの5階6階くらいでしょうか?下から見上げるととても高く感じます。それでも土が慣れるまでには数年かかります。

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 山に目をうつすと、土が大量に削られ、盛り土に使うのか、高台移転のための整備なのか、雨が降った時は心配になるほどに山が削られています。なんだか山がかわいそうな感じですが。。。高台移転のために造成しているところも見受けられます。公共工事のラッシュですね。果たしてこれでいいのだろうか??このような風景には被災者不在のような気がします。

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 ある被災者の方が、娘や孫が津波の恐怖から逃げるために東京に避難したそうです。「津波から子どもたちは夜泣きをしたり、夜急にからだが冷たくなって、恐怖に怯え何もできずに見守るだけ。。。東京に避難したら、何の支援も受けられない」と2年以上が過ぎた被災者は取り残されています。

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 仮設につくと、みなさん待っていてくれて、つるしびなづくりがスタートです。夏ということもあり、蝉を作りました。

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 みんなでおしゃべりしながら手を動かしていると、楽しくて自然に笑みがこぼれます。
こんな笑顔をみているとこちらが癒されます。

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だんだん蝉の体ができてきました。

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なんだか蝉の音が聞こえてきそうです。

仮設の周りには、夏野菜や色とりどりの花が植えられています。

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<まけないぞうの一言メッセージ>
 まけないぞうさん作りを始めて当初はすごく難しかったですが、今は楽しんで作っています。作るたびに表情が違うので、楽しみに作っています。
(2013/05/29 62歳 女性 千葉県旭市)
posted by 被災地NGO恊働センター at 15:07| ニュース・情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする