2023年10月29日

【東日本大震災】レポートNo.321 2023年10月訪問 遠野レポートNO4

被災地NGO協働センターです。
岩手を訪問した増島のレポートです。

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「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり  
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2023年10月訪問 遠野レポートNO4

秋晴れの中、釜石市の作り手さんを訪ねました。遠野市と釜石市の境に六角牛山があり、遠野からその山間を走る笛吹峠を抜けると釜石市鵜住居があります。
途中の集落にまけないぞうの作り手さんが沿岸から移り住んでいます。川沿いの集落はとても静かで風が心地よく吹いています。家の中にはたくさんの植物が育てられ、冬に向けてお庭にある植物たちを家の中にお引越ししていました。
そして、まけないぞう作って待ってくれていました。makenaizoneのみなさまからのお手紙をみると、「いろんなところにぞうさんが行っているんだね〜」と、嬉しそうな笑顔になります。岩手の作り手さんが、世界のみなさんとつながる瞬間です。みなさん高齢化とともに家から出ることも年々少なくなってきているようですが、この手紙によって、たくさんの人とのつながりを感じられるのは大きな喜びになります。そして、またみなさんから頂いた真新しいタオルを預けてきました。

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帰り際には大切に育てたいくつかの鉢植えをお土産に持たせてくれました。(増島智子)

※この活動は大塚商会ハートフル基金の助成を頂いています。

〜活動支援金のご協力のお願い〜
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替:口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込:ゆうちょ銀行 一一九店 当座番号 NO.0068556 
名義 ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「東日本大震災」とご記入ください。

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2023年10月09日

【東日本大震災】レポートNo.320 2023年10月訪問 遠野レポートNO3

今日は秋晴れの中、大船渡市綾里という地区を回りました。ここは小さな漁師町で、仮設住宅から復興住宅に移り住んだ作り手さんがいます。
 お鼻が長〜いぞうさんが得意な作り手さんです。「やっぱり、ぞうさんはお鼻が長くないとね!」と、ずっとこのスタイルで作ってくれています。ぞうさんを介して久しぶりに会うご近所さん、昔話に花が咲きます。嬉しそうに「お父さんの若いころの写真があるけ
ど、見る?」と尋ねられ、もちろん「見ます!」と、言うと旦那様の若かりし頃の写真がたくさん出てきました。残念ながら、旦那さんは3年前に亡くなられています。
 その旦那さんは、まるで俳優さんのような顔立ちで足も長く、身長も高くとってもハンサムな人でした。アルバムを眺めながら、思い出話にまた花が咲きます。綾里地区には綾里大権現という日本一大きな権現様があります。「悪魔祓いと海への感謝や安全を祈願する」お祭りとしてお正月や5年大祭などで披露されているそうです。旦那さんはそのお祭りを大切にしていて、お仏壇の横にはその権現様の獅子頭が静かに見守っています。 
※この活動は大塚商会ハートフル基金の助成を頂いています。

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〜活動支援金のご協力のお願い〜
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替:口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込:ゆうちょ銀行 一一九店 当座番号 NO.0068556 名義 ヒサイチNGOキョウドウセンター

*お手数ですが、備考欄に「東日本大震災」とご記入ください。
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2023年10月08日

【東日本大震災】レポートNo.319 「2023年10月訪問 遠野レポートNO2」

 まけないぞうの回収では、遠野を拠点にし沿岸各地を回っています。遠野市、陸前高田市、大船渡市、釜石市、大槌町に住んでいる約40人の作り手さんのところ、約11の地域で、20カ所以上のこれまでつながりのある人たちのところに回ります。作り手さんの中には、まもなく98歳を迎える人もいて、90代、80代方が多くいます。

 久しぶりに復興住宅にお住いの作り手さんを訪問しました。この方は、津波で旦那さんと息子さんを亡くされ、避難所で出会いました。「作り方忘れちゃったよ〜」と笑顔で会話が弾みます。「もうぞうさん作りもどうすっぺかな?と思うけど、出来上がるとかわいいからね!見て、かわいいでしょう?どこさか外国に行くんだかね?このぞうさんで私も元気になるように、どなたか元気にさせるんでしょうね」と話してくれます。
 そして、びっくりしたのが、震災当時12〜13年前に支援で届いたコースターをずっと使ってくれています。洗濯しながらずっとです。同じようにポットも長年の年季を感じさせるちょっと古びたポットです。「まだまだお湯は冷めないらね」と。使い捨てが当たり前のような時代にこうして物を大切に使っている人生の大先輩にいつも学びを頂いています。

 あれから13年経ったいまでも、まけないぞうが被災した作り手さんの心を支えています。そのまけないぞうには、タオルを届けてくれる人、作った人、買ってくれた人、いろんな形で応援してくれている人たちのたくさんのメッセージが込められています。それぞれに関わった人たちがまけないぞうから元気や勇気をもらっています。  (増島智子)

※この活動は大塚商会ハートフル基金の助成を頂いています。


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【東日本大震災】レポートNo.318 「2023年10月訪問 遠野レポートNO1」

約1年ぶりの岩手県への訪問となりました。みなさん、ぞうの鼻のように首を長〜くして待ってくれていました。到着早々、作り手さんが遠野にまけないぞうを持って遊びに来てくれました!

「13年間も、神戸くんだりから(笑)わざわざ来てくれて。(お手紙を見ながら)本当にいろんな人が応援してくれているんだね。お寺さんや心を持った人たちが応援してくれているんだね。ありがたいよ」としみじみ話してくれました。そして、「本当にいろんな人が応援してくれてるのね。ぞうさんもいろんな顔をあるよね」と。

「津波直後は、たくさんのボランティアさんが来たけど、いまはもうほとんどいないからね」と。遠野では、お世話になっているみなさんにお野菜やお花を頂き、大阪の自敬寺さんから頂いた着物もたくさん車に積んで笑顔いっぱい帰路につきました!


東日本大震災から13年目にはいり、沿岸各地では人口減少が続いています。震災の影響で内陸に避難したまま定住したり、仕事を求めて県外に転出したり、交通機関や子育てに関する不便さを感じ、沿岸から離れている人もいます。そこに高齢化が拍車をかけます。

大きな公共施設や商業施設もできましたが、利用料や家賃が高く利用する人が減っているそうです。暮らしの再建にはまだまだ課題があります。


※この活動は大塚商会ハートフル基金の助成を頂いて行っています。


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posted by 被災地NGO恊働センター at 09:26| ニュース・情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月28日

【東日本大震災】レポートNo.317

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「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり  
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11月、釜石市と大船渡市の作り手さんに会いに行きました。
釜石では、お部屋の中からまけないぞうがお出迎えをしてくれました。お二人ともお元気です。お一方はもう92歳です。しかも数字に強くて、計算が早い!最近はデイサービスに通うのが楽しみの一つになったそうです。

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みんな会えば津波の話になります。「津波当時は、子どものところへ行こうかどうか迷ったけれど、ぞうさんのお陰で、やることができて、お隣さんとも仲良くなれたから、ここにずっといることができたよ」とうれしい言葉を頂きました。いつも手作りのお料理をたくさん振舞ってくれます。今日ははじめてお父さんが釣り上げたマグロを頂きました。本当は市場に出すものですが、途中でサメに食べられて傷つき売り物にならなくなったそうで、漁師のお父さんも「自分で食べるなんて初めてだ」と、みんなで舌鼓を打ちながら美味しく頂きました。それにくわえてアワビ漁の時期ということもあり、とれたてのアワビも戴きました!海の幸に感謝の一日でした!

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翌日は、大船渡市の綾里地区に行ってきました。
ここでは、当時は4人の作り手さんがいたのですが、お一人は亡くなられ、お一人は少し認知症が進んできて、いまはお2人だけ残ってまけないぞうを作ってくれています。11年という歳月の中でやはり寄る年波には勝てません。
それでも、いつも明るく迎えてくれます。「ぞうさん、かわいいもの。私のぞうさんは鼻が長いんだ!」「あ〜そうだね。私のぞうさんとは違うね」などとお互いのぞうさんを見ながら話も弾みます。ただ、コロナ禍によりいろいろ活動が制限され、踊りが趣味だった作り手さんはいまは踊りを辞めてしまったそうです。

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人々にとって、交流や密というのは暮らしのとても大切なものということが今回のこのコロナを通してあらためて実感したことです。SNSを通して会議や会話はできる便利な時代になりましたが、やはりみなさん異口同音に「やっぱり対面がいいよね」と言います。まして、年を取り人との交流が減る中で、それ以上に交流の場を減らされることは、健康やいのちの危険もあります。この3年間で一気に年を取ったと感じる時もあります。
本当に細々ではありますが、まけないぞうが被災地のみなさんとそれを応援してくれるみなさんとの大切なつながりでもあります。みなさんからのメッセージが「一人じゃないんだ。みんな応援してくれているのね」と作り手さんは笑顔になります。
(増島 智子)


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posted by 被災地NGO恊働センター at 13:19| ニュース・情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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